ヘアサロン向けの基本的なネット集客方法

美容室のネット集客方法についてレクチャーさせていただく機会があったので備忘録としてまとめました。
基礎的な内容になっているため既知の情報も多いかもしれませんが、ほんの少しでもご参考になれば幸いです。

理美容室と就業理美容師の数

  全国 川崎市
理容室 124,584軒 690店
理容師 227,429人 1,537人
美容室 240,299軒 1,394店
美容師 504,698人 4,556人

(ソース:平成27年度衛生行政報告例|厚生労働省)

※ちなみに全国のコンビニ数は約55,000軒

まずは現状の把握

  • 価格帯
  • 技術レベル
  • お店の雰囲気
  • ターゲット層
  • 他店にない優位性
  • スタッフごとの特徴
  • 優良顧客(売上上位30%)の割り出し

直近1ヶ月の利用傾向

  • 来店総数
  • 客単価
  • 年齢
  • 性別
  • メニュー
  • オプション
  • 新規or既存

求めている客層と実際の客層との間にズレがないかを確認します。
現状が把握できたら、今後のターゲットを改めて設定します。

ターゲットとなるペルソナの設定

理想とするお客様像を以下の項目に沿ってできる限り具体的に設定します。
ペルソナとはそうして出来上がった架空の人物像のことです。広告媒体やキャンペーン内容などを決める上での大切な指針となります。

  • 年齢
  • 性別
  • 住所
  • 出身
  • 職業
  • 通勤手段
  • 学歴
  • 年収
  • 貯金
  • 家族構成
  • 食生活
  • 趣味
  • 休日の過ごし方
  • 好きな音楽
  • 好きな雑誌
  • 好きな番組
  • よく見るサイト
  • よく使うSNS・アプリ
  • 美容室の利用頻度
  • メイクにかける時間
  • 可能であればイラストも描く

ネットの活用

  • Googleマイビジネス
  • 口コミ・予約サイト
  • SNS・ウェブサービス
  • ブログ
  • オンライン広告

Googleマイビジネス

Googleマイビジネスとは、グーグル検索結果ページに表示される概要情報部分のことです(パソコンなら右側、スマホなら上部に表示)ホームページへ訪れなくても外観写真・住所・営業時間・レビューなどの情報を伝えることができます。登録は以下のページより無料で行えます。

外部リンク:Googleで無料のビジネスリスティングを作りましょう–Google

口コミ・予約サイト

美容系に特化したもので代表的なのはホットペッパービューティー楽天ビューティーEPARKビューティーミニモの4つです。また、美容系に限らず様々なお店・サービスで利用できるものとしては【エキテン】があります。それぞれの特徴は次のとおりです。

ホットペッパービューティー

リクルートが運営する国内最大級の美容系口コミ・予約サイトです。
掲載店舗数は約34,000店、年間の予約数は約4,200万件にも及びます。掲載料金はプランによって異なり、高いものだと数百万円になることも。

抜群の知名度と集客力を誇るため、上手く訴求できれば一気に人気店の仲間入りも可能です。その反面、利用者のうちの半数を20代のいわゆる「浮遊層」が占めているため、安売り競争に陥りやすく再来店の見込みは薄いのが難点です。デジタルネイティブの世代にはお礼ハガキなどのアナログな手法が意外と効くかもしれません。

楽天ビューティー

楽天が運営する成果報酬型の美容系予約サイトです。
サービス開始は2014年と後発ながら、国内2番手のシェアを誇ります。初期費用として5万円がかかりますが、月々の掲載料金は無料です。成果報酬として、電話予約なら1件につき1,000円、ネット予約なら施術料の15%が発生します。

利用者のうち最も多い年齢層は20代後半〜40代前半です。利用者の特徴としては、今後もずっと通えるお店を探している方の割合が多いことが挙げられます。技術レベルや落ち着ける雰囲気などをウリにしている美容室と相性のいいサービスと言えます。楽天ビューティーに掲載すると、男性向けヘアサロン検索サイトMEN‐VIにも同時掲載されます。

EPARKビューティー

EPARKが運営する成果報酬型の美容室検索・予約サイトです。
初期費用は5万円、月々の掲載料金は無料です。サービスの仕組みや利用者の年齢層など楽天ビューティとかぶる部分が多いです。成果報酬は電話・ネット予約ともに1件1,500円となっています。

ミニモ

ミクシィが運営するサロンスタッフ直接予約アプリです。
初期費用・掲載料金ともに無料です。予約1件につき施術料2,000円までは300円、2,000円以上は500円の仲介手数料がかかります。

最大の特徴は、お店単位ではなくスタイリスト単位で掲載ができることです。アプリ内でスタイリストと来店客が直接メッセージでやり取りできます。メインの利用者は10代後半〜20代前半。スタイリスト自身のファンになってもらえればリピート率はかなり高くなります。スタッフの技術向上と離職率の低減に一役買ってくれそうな画期的サービスです。

SNS・ウェブサービス

代表的なものはFacebookTwitterYouTubeInstagramLINE@の5つです。この中で特に美容室と相性が良いものはInstagramとLINE@の2つが挙げられます。

Facebook

写真や文章を投稿できるので、スタッフの人柄やお店の雰囲気を伝えたい時や新メニューの告知などにおすすめです。実際の雰囲気に合っていれば写真や文体は自由です。アットホームな雰囲気がウリなら、素人っぽい写真&顔文字いっぱいの文章でもまったく問題ありません。一番大切なのは、実際にお店を訪れたお客様に違和感を抱かせないことです。

Twitter

文字数の制限があるため、スタッフの出勤情報などちょっとしたお知らせにおすすめです。その他には、近所にある異業種店舗のキャンペーン情報をリツイートしてあげたりすると盛り上がると思います。

YouTube

写真や文章で伝えきれない時は動画を使いましょう。時間は長くても2分以内に収めましょう。スマホだけで撮影・編集・投稿まで全てできるので意外と敷居は低いです。投稿する内容としてはヘアアレンジのビフォーアフターや実際の施術風景、スタイリストの紹介など。

Instagram

写真だけを投稿できるので、ヘアカタログ代わりとして活用できます。統一感を持たせるのがポイントです。もしスタッフ同士のオフショットなどを載せたい場合には、それ専用のアカウントを別に用意することが望ましいです。

LINE@

LINEのビジネス版です(読み方はラインアット)主な特徴として、クーポン発行機能、メッセージの一斉送信、アンケート機能、ポイントカード発行機能があり、パソコンでの更新管理や複数人での運用にも対応しています。もちろん1対1のトークも可能です。LINEの手軽さを考慮して、営業感は出し過ぎないようあくまでフレンドリーな姿勢を心がけましょう。詳しい活用事例は後ほど紹介します。

ブログ

WordPressなどを利用して、プロならではの知識と経験をもとに役に立つ情報を発信します。悩みを解決してもらうことを一番に考えて、過度な売り込みや宣伝は避けましょう。中長期的にじわじわと効いてくるものなので、短期間で効果を出したい時には不向きです。

オンライン広告

主な広告サービスは、GoogleアドワーズYahooプロモーション広告Facebook広告の3つです。広告がクリックされた時だけ費用が発生する仕組みになっています。月の予算上限額を設定しておくことができるので払い過ぎる心配はありません。

LINE@の具体的な活用例

  • 当日限定などの超短期クーポンを発行し、空きやすい時間帯・曜日の来店を促す
  • 週1ペースで定期クーポンを発行する
  • LINEでも予約ができることをアピールし、来店までの敷居を下げる
  • アンケート機能を使い、顧客満足度向上のアイデアを得る
  • 施術後のアフターフォローメッセージで信頼感を与え、再来店につなげる

クーポンの内容について

クーポンの配布は週1回〜2週に1回程度に抑え、人数も限定しましょう。定番のクーポン内容を5つほど決めておき、基本はそれをローテーションします。3ヶ月ごとに来店率を集計しあまり効果のないものはすぱっとやめます。季節やイベントに関連した突発キャンペーンを組み合わせるとなお良しです。

定番クーポンの例

  • 指名料無料
  • 一部メニュー割引
  • オプション無料お試し
  • スタンプ2倍
  • 親子同伴割引

突発クーポンの例

  • 雨の日割引
  • 成人式の早割
  • 就活応援キャンペーン
  • 保護者向け卒業式ヘアセット
  • ハロウィンのヘアセット

ユーザーを増やすための対策

  • 店内ポスター
  • 施術中に案内
  • 会計時にアナウンス
  • ショップカードやポイントカードにQRコード掲載
  • ホームページで告知

どのような内容のメッセージがどのくらいの頻度で送られてくるのかを事前に必ず説明し、登録したその日に早速特典が受けられることをアピールしましょう。

番外編:手書きハガキを送る

デジタル全盛の今だからこそアナログな手法が活きると思います。手書きのハガキをもらって嫌な気分になる人はまずいません。もし時間に余裕があれば次の2つを試してみてください。

  • 最終来店から半年経った方へ割引特典付きのハガキを送る
  • 新規客へ1週間以内に来店お礼のハガキを送る

まとめ

・いろいろと手を出し過ぎず、まずは一点に集中する。継続が大事
・強みを活かすための基本戦略としては「ランチェスターの法則」を参考にすること
・近隣店との住み分けをしっかりと行い、余計な競争はできる限り避ける
・新規客を増やすよりも固定客の再来店率をキープすることに注力する

今回参考にさせて頂いたページ

2017年トレンドの新規集客方法はここまで変わった!美容室の集客情報まとめ。|Bisuta
小規模店舗(飲食店・美容室・エステなど)でのウェブ集客|フォルトゥナ ブログ
美容室の売上アップを実現する3つの分析-POS Labo(ポスラボ)
【テンプレート付】ホームページ運営の為の美容室ペルソナ設定方法-美容室のWEB集客「なるほど!」ブログ

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